こんにちは、平原です。
世の中GW中のようですが、いかがお過ごしでしょうか?
ベビーノは5月5日の開設日にあわせ、5月から新年度として活動しております。
そこで今日は新年度のお知らせをつづりたいと思います。
少し長くなりますが、お付き合いください。
ベビーノは、乳幼児専門の訪問看護ステーションとしてNICUから退院してきてからの「初めての生活」をサポートしながら、
地域につなげる架け橋になっていきたいと活動してきました。
3歳くらいまでには地域で生活していく見通しがつけられるよう、そしてどんどん地域の色々なサービスと繋がり、
外に向かっていって世界を拡げていってほしい、と願い卒業の時期を設けてきました。
しかし、2021年には医療的ケア児支援法が実施されたり、今春は子ども家庭庁が設置されたりと世の中もずいぶん変化してきました。
この社会状況の中、私たちも少し変化していこうと思います。
今までは小学生になる前に地域につなげ、ベビーノからの卒業という形でその背中を押してきましたが、
今後は年齢での卒業ではなく、医療的ケア児さんたちを中心に就学後も看護師を中心に、
ゆっくりと訪問を続けられればと思います。
就学前からの意思決定に寄り添いながら、就学後の環境が変化する時期も訪問看護としてできることを増やしていきたい、と考えています。
今までも『もう大丈夫』と太鼓判を押して地域に送り出してはきましたが、
相談支援事業や保育所等訪問支援事業など地域につなげる役割を担うことで、もう少し訪問看護としてゆっくりとサポートしていければ、と考えるようになりました。
『なら、いつまで訪問してくれるの?』というお声が出るかと。
訪問看護は医療サービスであり、そこは個別性を踏まえたカンファレンスをしつつ、主治医の先生含めご相談させてください。
みんなそれぞれ体調もご自宅の状況も異なり、お住まいの地域毎に福祉サービスにも差があったりするので、
お友達同士でも訪問終了の時期が違ってくることもご理解ください。
もちろん今まで通り、乳幼児期の育児サポートの視点での訪問も大切に行なっていきます。
医療的ケアがないお子さんや双子ちゃんなどのお家にも、主治医の指示書のもと訪問いたしますのでお気軽にお問い合わせください。
また、リハビリスタッフの訪問に関しては、早期介入を大切に未就学児さんが地域のサービスに繋がっていくことを優先に関わらせていただきます。
そしてもう一つ。
今まで土曜日はお休みをいただいておりましたが、少ない枠ではありますが土曜日の看護師の訪問を再開することとします。
(リハビリ枠については今まで通り平日で対応させていただきます。)
様々なお願いをしながらではありますが、ベビーノも少しずつ成長しながら、今後もみなさまのお役にたてるよう尽力してまいります。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。
訪問看護ステーションベビーノ 所長 平原 真紀